2012年 12月 21日
山中千尋さんのCD |
えらそうなことは言えませんけど、ボクがいまジャズシーンのリーダーであるピアニスト・作曲家・山中千尋さんのCDを初めて聴いたのは After Hours という2008年のオスカー・ピーターソンのトリビュート・アルバムでした。昔は目をつむっていてもピアノトリオといえばオスカー・ピーターソンでしたから、このCD見つけたとき作品に馴染みがあったし、ピアノとギターとベースという編成も、聴いてみればどこかスタンダードらしい懐かしい温もりが感じられて、いいなあと思ってわりと聴きました。今年の初めに、去年話題になった Reminiscence の限定版(DVDのついたやつ)を買ってきたのですが、思えばあまり聞き込んでいません。ピアノが完璧すぎてつけいる隙もなく潤いがない。ジャケット見たときには This Masquerade 、これこれなんて胸弾ませたのでしたけどね。このCDのラスト・ソングなんて中途半端な欲求不満て感じ。これほどまでに美しいひとだから余計とりつく島もない。音楽になんというか優しさがほしいと思うのですけどね。曲によってはMixing でドラムスやベースのソロがあまりにも前に出すぎているからかしら。え?ほっといてくれ?は~い。
by kumamotoyukioch
| 2012-12-21 08:20
| 音楽