2014年 03月 15日
杉岡隆昭氏の通夜 |
「かんでんオペラ」の制作プロデューサー杉岡隆昭さん(電通関西支社)が、2014年3月13日に亡くなりました。享年55歳。若輩に先を越されてしまいました。
旧友たちと再会できる絶好の場が知友の葬儀とは残酷なものです。しかもいちばん会いたいと願っていた友がこの場所ですでに語らぬひととなっています。みんな歳をとり顔を見る機会が少なくなった頃合いには、あいつどうしているかなと思われるほどの無沙汰の距離を互いに保っているほうが心が安らぐかもしれません。そのほうがいつまでも親しい友垣のなかに若き日は、青々と生き続けてくれるような気がするのです。夜気が冷たい2014年3月14日、阪急電車から能勢電鉄を乗り継いで、いまいちばん会いたくない友、杉岡隆昭さんの通夜式場に向かいました。
お通夜で、お別れに「棺」を見るのは嫌でした。見ませんでした。見るとどうしても「切り」をつけることになる。彼はもうこの世にいないのだと思わざるを得なくなる。それよりも、最近会わないし、連絡もくれないけど、どうしているのかなあ、まだカムバックしないのかなあと、遠くから彼のことを思っているほうがいい。杉岡さんとは2年近くご無沙汰でしたからね。これからも、これまでと同じように、ご無沙汰が、まだまだ続くのですよね。
葬儀の日3月15日の「忘れな草」。二女が庭から摘んできてくれたのは杉岡さん生前の3月9日。なんだかメッセージ性がありますよね。
by kumamotoyukioch
| 2014-03-15 08:12
| 日常