ショパン「第20番遺作嬰ハ短調」

今日土曜日のお昼。テレビドラマ「相棒スペシャル ノアの方舟」を見ていたらショパンのピアノ曲が流れました。曲名をたどる記憶の糸がプツンと途切れてしまっています。この曲、いつか、とても好きでした。つまり「なにか」ありました。思い出はたいてい美しいひとへの憧れのはずです。夜想曲（ノクターン）と見当をつけたのはよかったのですが「第20番遺作嬰ハ短調」にたどり着くまであれやこれや回り道をしてしまいました。もしボクが「相棒」のこの場面にふさわしい音楽を選んで欲しいと頼まれたら、すぐにこの曲を思いついたかどうか自信がありません。ショパン「夜想曲嬰ハ短調の遺作」の記憶とつながっていた熱い「なにか」は遙か昔に遠ざかってしまいました。