2013年 02月 19日
ビブリア古書堂の事件手帖 第6話 |
連続テレビドラマのレギュラーだったキャラクターには実は裏の顔があったということで途中退場してしまう口惜しさは「ブラッディ・マンディ」で思い知ったところですが、「ビブリア古書堂の事件手帖」第6話でもその手法が使われているようです。ドラマ展開の意外性という点では申し分ないのですが、レギュラーのひとり、折角いい印象の登場人物が欠けるのはとても残念なのです。「ビブリア」の文庫本3冊の原作はまだ読んでないし、テレビドラマのこの頃は「惜しいところでちょうど時間となりました。さてこの続きはまた来週」という終わり方なので、次回この人物のその後がどうなるか、まだわかりません。なんとか救いようはありませんかねえ。一昨日の日曜日、お昼のNHKFM、本の時間で原作者三上延さんのトークで、ここ数日中にも「ビブリア」の第4巻が発売されると聞きました。殺伐たる作品が多い時節、このミステリの暖かさは貴重です。だから本もテレビも好感が持てますね。剛力彩芽さんの篠川栞子(しのかわ・しおりこ)が素敵なのでボクは当分テレビ派です。先週の第5話「時計じかけのオレンジ」の完全版の話に続いて、昨日観た第6話には太宰治「晩年」の化粧断ちされてない稀覯本(きこうぼん)と梶山季之「せどり男爵数奇譚」が登場しました。この本は記憶にありませんが梶山季之、とても懐かしいです。他にもこのドラマには無造作に積み上げられた本や書棚に並んだ本に目をやる楽しみがあって、昨日観た第6話には音楽之友社刊「名曲解説全集」が並んでいましたね。全巻持っています。ちなみに、昭和61年発行の第9刷です。
by kumamotoyukioch
| 2013-02-19 11:34
| テレビドラマ