2013年 10月 01日
弁護士ペリー・メイスン |
弁護士のペリー・メイスンと秘書デラ・ストリート、探偵のポール・ドレイクが活躍するモノクロ画面のテレビ・ドラマが好きだった。物語の初めに奇妙な依頼人が登場する。依頼人は殺人事件の容疑者となるが、法廷でペリーが事件のトリックをあばき真犯人が明らかになる。本は、ハヤカワの、表紙は青ベースでビニールカバーがつき、天や小口が黄色の粗末な紙で、いかにもペーパーバックのバタクサイ体裁だった。構成は決まり切ったワンパターンだし、会話で物語が進行するから、かっこよく洋書、英語のペーパーバックでも読めた。本は、いま探しても書店の棚にない。テレビでメイスンや鬼警部アイアンサイドに扮したレイモンド・バーのあのギョロリとした眼と吹き替えの声優の声が懐かしい。
by kumamotoyukioch
| 2013-10-01 21:25
| 文学