2014年 03月 21日
バーニング・ワイヤー |
図書館の本の貸出期限は2週間である。希望すれば更に2週間継続できる。そのあとも希望するならいったん返却して、また改めて借り直すことになる。このごろ、天眼鏡などの道具も使ったりして頑張るのだが、目に持続力がなくなって、読書に集中できる時間がとても短くなった。つまり読むのが遅く、読解力も弱くなったから、修辞の多い外国文学の翻訳ものなどはとりわけ苦労する。読書欲だけは歳をとっても目減りしないでと願うものだが…。
さて、ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズ第9作目「バーニング・ワイヤー」は、第7作の主人公的犯罪者「ウォッチメイカー」が、怪人二十面相みたいな再登場の仕方で面白く、久しぶりに物語を最後まで追いかける興味が持続できた本だった。どんでんがえしに定評があると言われる著者だが、それにしても今回の終幕二転三転は、折角の四つに組んだ立ち会いが、土俵際で肩すかしを食わされたような感があるが、これまでの作品に比べていちばん読みやすいものだった。訳者池田真紀子さんに負うところが大きいと思う。
さて、ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズ第9作目「バーニング・ワイヤー」は、第7作の主人公的犯罪者「ウォッチメイカー」が、怪人二十面相みたいな再登場の仕方で面白く、久しぶりに物語を最後まで追いかける興味が持続できた本だった。どんでんがえしに定評があると言われる著者だが、それにしても今回の終幕二転三転は、折角の四つに組んだ立ち会いが、土俵際で肩すかしを食わされたような感があるが、これまでの作品に比べていちばん読みやすいものだった。訳者池田真紀子さんに負うところが大きいと思う。
by kumamotoyukioch
| 2014-03-21 11:01
| 文学