アンカットのままの初版本 |
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2013年 02月 27日
テレビ・ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」のなかで、太宰治「晩年」をめぐるエピソードでは著者の自筆つき「アンカット」そのままの初版本が取り上げられた。明治から大正、昭和の初めころまで、和書、洋書を問わず、たいていページが袋になっていて、読者は小口とかのアンカットを1ページごとにペーパーナイフでカットしながら読み進めねばならない本があったのだ。つまり「ビブリア…」の初版本がアンカットのままであるということは、誰にも読まれていないまっさらなままの本ということなのだ。いまでは「造本/四六判・小口折表紙カバー・天アンカット」などの表記を見ることがある。本の上部を指でなぞって見るまでもなく、化粧裁ちされていない不揃いのページ上部に、古めいて柔らかなおもむきが感じられるのである。さあ手許の文庫などに普段は意識しない「天アンカット」のものがあるから早速確かめてみよう。
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by kumamotoyukioch
| 2013-02-27 21:56
| テレビドラマ
2013年 02月 19日
なつかしいリンダ・ロンシュタットがふと聴きたくなってレコード屋さんへ。ボクより5つ年下の彼女。まだあるかなあ。同じ時代を生きてきて、名前も昔から知っていて、とってもチャーミングな写真に惹かれて、ただサウンドだけを聴いていた時代があって、結局ヒット曲はなんだったのか知らないで、ずっと忘れていた彼女。もうおばあさんになっただろうな。レコード屋さんの膨大なCDの棚で、あのひとの歌はどのジャンルだろうと訊ねたら、うれしいね、若い店員さん、ロック&ポップの棚ですと見事な即答。いちばん好きな写真が使われたベスト・アルバムがあった!いまどうしてリンダ・ロンシュタットなのか考えてみた。そう、優しいロックは元気がでるのだ。
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by kumamotoyukioch
| 2013-02-19 19:10
| 音楽
2013年 02月 19日
場内が興奮のルツボならなんと叫んでもいいけど、シラっとしているときに自分が先頭きって叫ぶのは勇気が要るよね。演歌のかけ声は慣れ合いでいやだけど、歌舞伎みたいにツボにはまったタイミングで切れのいい声がかかるのは気持ちがいい。オペラではアリアの後のブラーヴォがぜったい必要な慣例だから、誰か慣れたひとが必ず叫んでくれるはずだ。オペラは余韻を生かすタイミングがあるから、慣れない人が叫ばず専門家にまかせたほうがいい。オーケストラのコンサートでは、指揮者に対してとかソリストに対して声がかかるといいものだが、相手が男ならブラーヴォ、女ならブラーヴァ、複数ならブラーヴィ。短いキレのいいブラーヴォがいい。ただし使い分けが苦手なら言わぬ方がいい。使い分けてもキザになるからまあ、言わぬ方がいい。それよりもコンサートではコンサートの最後に、フィギュアスケートみたいに、席で立ち上がって拍手するスタンディング・オベーションのほうがずっといい。スマートだし、周りのひとたちも立ち上がってくれたりすると、演奏者はカーテンコールの出入りがしやすいし、雰囲気が盛り上がってとてもうれしいものだ。とまあこんな具合だが、指揮者があなたにブラーヴォを頼むのは「おかどちがい」だと言ってやれ。
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by kumamotoyukioch
| 2013-02-19 13:33
| 日常
2013年 02月 19日
連続テレビドラマのレギュラーだったキャラクターには実は裏の顔があったということで途中退場してしまう口惜しさは「ブラッディ・マンディ」で思い知ったところですが、「ビブリア古書堂の事件手帖」第6話でもその手法が使われているようです。ドラマ展開の意外性という点では申し分ないのですが、レギュラーのひとり、折角いい印象の登場人物が欠けるのはとても残念なのです。「ビブリア」の文庫本3冊の原作はまだ読んでないし、テレビドラマのこの頃は「惜しいところでちょうど時間となりました。さてこの続きはまた来週」という終わり方なので、次回この人物のその後がどうなるか、まだわかりません。なんとか救いようはありませんかねえ。一昨日の日曜日、お昼のNHKFM、本の時間で原作者三上延さんのトークで、ここ数日中にも「ビブリア」の第4巻が発売されると聞きました。殺伐たる作品が多い時節、このミステリの暖かさは貴重です。だから本もテレビも好感が持てますね。剛力彩芽さんの篠川栞子(しのかわ・しおりこ)が素敵なのでボクは当分テレビ派です。先週の第5話「時計じかけのオレンジ」の完全版の話に続いて、昨日観た第6話には太宰治「晩年」の化粧断ちされてない稀覯本(きこうぼん)と梶山季之「せどり男爵数奇譚」が登場しました。この本は記憶にありませんが梶山季之、とても懐かしいです。他にもこのドラマには無造作に積み上げられた本や書棚に並んだ本に目をやる楽しみがあって、昨日観た第6話には音楽之友社刊「名曲解説全集」が並んでいましたね。全巻持っています。ちなみに、昭和61年発行の第9刷です。
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by kumamotoyukioch
| 2013-02-19 11:34
| テレビドラマ
2013年 02月 16日
いま土曜日の夜のテレビ、19時30分から始まった3時間の生番組、NHKスペシャル日本新生特集「どうなる日本のエネルギー」を見始めたが、画面下段に視聴者からのFAXなどによるコメント2行が入れ替わり立ち替わり出てくる。ちらちら画面が動くので目が奪われてしまい、せっかくの出席者の発言が耳に入らない。表示される視聴者のコメントはアンケートの答えみたいな内容で陳腐であり目新しさがない。せめていま発言した出席者のコメントにコメントするみたいな趣旨でなければ、視聴者のツィッターやFAXによるライブ反応を画面で読ませるのは無意味どころか余計なお世話である。NHKがなさけない。
水曜日の夜19時30分からサンテレビの「秋山莉奈のゆめぐりたびじかん」という番組がおもしろい。旅とグルメは出演者がつまらなくて見向きもしなかったのですが、秋山莉奈さんのこの番組を見つけてから、毎週水曜日が楽しみで、録画して何度も繰り返し見ています。30分番組なので4本たまればDVDに焼くつもりです。若くて素敵な女性タレントさんのひとり旅、どうして他局はこんな番組を作らないのでしょう。スタジオのお笑いタレントが画面上の小さな窓枠から顔を見せ続けているのも品がないと思うのです。以上テレビの感想二題でした。 ▲
by kumamotoyukioch
| 2013-02-16 20:18
| 日常
2013年 02月 14日
むかし、朝日新聞の第一面記事下の3行広告欄にクラシックの演奏会の広告を載せた時代がある。与えられた3行のうちの2行の頭を使って「純音楽」と大きな活字を載せる。あとは電報みたいな略語で文字数のマス目を埋めたものだ。関西で始めてやがて東京朝日も料金などで関西を追従したのだった。いままで耳にした話の中でもっとも変わっているとシャーロック・ホームズは言った。紳士は懐から新聞を取り出した。「赤毛連盟に告ぐ…」。1890年4月27日のモーニング・クロニクル紙の広告欄に掲載された不思議な広告文が事件の始まりだった。新聞広告が魅力的な時代が確かにあったのだ。
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by kumamotoyukioch
| 2013-02-14 22:02
| あの日あの頃
2013年 02月 14日
長谷川さんお久しぶりです。「メイドインジャパン」ボクも観ました。経済産業ドラマとして時宜を得たテーマでしたが、おっしゃるように最終回で高橋克実さん演じる技術者の迫田さんが記者会見するところでドラマは甘くなってしまいましたね。結局あの迫田さんの知的著作権はタクミに帰するものなのでしょうか。迫田さんの開発した技術部分についてタクミは「特許」を取得していた訳ではありませんから、迫田さんという頭脳の海外流出を防げなかった日本企業タクミ側のほうに落ち度があると思うのです。ドラマはタクミに対する迫田さんの、日本人としての節操観念を問い、自分を切り捨てた会社への復讐じゃないかという極めて人間的な情緒の方向にドラマの流れを導き、トランジスタ・ラジオを作った頃の「メイドインジャパン」という言葉に象徴される過去の栄光のスピリットを思い出すことで脚本家は難しい問題の解決に手を打った。こんなイージーな結末に折角のドラマの物足りなさが残ります。このテーマならもっとシリアスな現場感覚が欲しいです。このドラマのタイトルを「メイドインジャパン」とした脚本家の真意は大和魂なんてもう古いと言いたかったのではないでしょうか?
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by kumamotoyukioch
| 2013-02-14 18:25
| テレビドラマ
2013年 02月 13日
片瀬那奈さんの演じる「宝生」が死んでも、まだ吉瀬美智子さんの「折原マヤ」が生きているから、みたいな感じで「ブラッディ・マンデイ」のシーズン1を全部通して観てしまいました。善い人が悪い人で、悪い人が実は善い人だったの裏返しどころか、死んだはずの人が生きていて、もっと生きて欲しい人が実は悪人だったということにされて消えて行く、オセロ・ゲームさながらのストーリー展開に目がくらむジェットコースター・ドラマなのだ。シーズン2になるとさすがにテロリストに立ち向かう天才ハッカー「ファルコン」のキイボードのカチカチ、カシャカシャと指が走る爽快さも影が薄くなり、ドラマの構成が破綻してしまったように思える。「ハッキング」行為は犯罪です、よい子のみなさんは絶対に真似しないでくださいみたいなコメントが毎回出るのに、真似したのかどうなのか、SDを猫の首輪に隠したハッカーがようやく最近捕まったそうだ。「ファルコン」が使うハッキングのためのOSは、SDじゃなくてUSBメモリに仕込んであるのにね。いまの警察に「サード・アイ」みたいな公安組織を作って「ファルコン」たちを正規雇用するといいのにね。
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by kumamotoyukioch
| 2013-02-13 22:29
| テレビドラマ
2013年 02月 12日
「たとえ明日地球が滅びるとも今日君はりんごの木を植える」。いま、衆院予算委の中継を見ていたら、石原慎太郎氏が質疑の最後に、開高健の色紙に書かれた名言を披露した。映画「感染列島」のラストシーンで感動した言葉だ。質疑中、総理、副総理は石原氏の講義を受けている学生のように見えて、その内容は痛快ですばらしかった。「じゃ何と言うんだ」「ハイカラ野郎の、ペテン師の、猫っかぶりの、香具師の、モモンガーの、岡っ引きの、わんわん鳴けば犬も同然な奴とでも言うがいい」。今日の石原慎太郎氏の国会の質疑を聞いていて、漱石の「坊ちゃん」の名調子を思い出した。さすがにアンドレア・デル・サルトやオタンチン・パレオロガスは登場しなかったが、それに似た名前がたくさん飛び出して、並み居る狸、赤シャツ、うらなり、山嵐、野だいこたちを煙に巻いたのだった。午前中には国会初質問に立った小泉進次郎氏の50分にわたる爽やかで力強い明晰な質疑、そして昼には北朝鮮の核実験のニュースが飛び込んできて終日テレビに釘付けになった一日だった。
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by kumamotoyukioch
| 2013-02-12 17:56
| 日常
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